ドナルド・トランプ米大統領は14日、大統領首席補佐官代行にMick Mulvaney(ミック・マルバニー)氏を任命した。

Mulvaney氏は、サウスカロライナ共和国の共和党員として下院で働いていた時、ブロックチェーン幹部会を作ることに取り組んだ一人で、ビットコインの支持者としても知られている。ブロックチェーン幹部会は、仮想通貨のような新興技術のために新しい法律を検討し作成していくことを目的とした会であった。

Mulvaney氏は、ブロックチェーン幹部会にて、ブロックチェーン産業の成長と進化を支える2つの新しい法律案を策定するのを手伝った。下院決議「1108」では、議会が業界の最新の技術革新に合理的な規制アプローチを取る方法を示すために、ブロックチェーン技術の研究を増やすために提案された。

議会決議「7002」では、「電子署名、電子署名、スマート契約に対するブロックチェーンの適用性を確認する」E-SIGN法の改正案が提案された。これらの提案は、ブロックチェーンの革新の成長と支援を促進するために起草された。

Mulvaney氏はブロックチェーン幹部会で法案に取り組んでいた頃、「ブロックチェーン技術は、金融サービス業界、米国経済、政府サービスの提供に革命をもたらす可能性があり、私はこの取り組みに関わって誇りに思っています。」と発言しており、ブロックチェーン技術に関して非常に前向きな姿勢を示している。

トランプ大統領の政治活動については賛否両論あるが、ビジネスマンでもある彼は“お金を稼ぐ”ということを非常に大切にしている人物でもある。そんな米大統領の側近に仮想通貨の支持者が付くことは仮想通貨業界にとっては大きなプラスとなりそうだ。

参考:CCN