イギリスの銀行為替仲介業を行うCurrencies Directが、リップルのxCurrent決済プロトコルを使用し、インドへの新しいリアルタイム送金経路の開設を発表した。11日、英ビジネス誌Finextraが報じた。

xCurrentを使用することで、銀行と金融機関は取引を開始する前に支払詳細を確認し、リアルタイムでメッセージを交換することができる。さらに、すべてのトランザクションには操作上の一貫性と法律上の明快さを提供するルールブックが含まれている。顧客は、お金を預けた瞬間から受取人の口座に入金される瞬間まで、あらゆる段階で支払いを追跡することができる。

Currencies Directの最高情報責任者であるVivek Awasthi氏は、「リップルとのパートナーシップは、国際的な支払いの未来と、テクノロジーが顧客体験を大きく向上させるということを見せてくれるでしょう。膨大な金額が取引されるこの世界、特にインドへの取引において顧客があらゆる段階で資金の状態をチェックすることができるというのはどう見ても正しいことです。」と述べた。

またAwasthi氏は、「人々は一般消費者であろうがトレーダーであろうが、ファイナンシャル・ディレクターであろうが何であろうが、常に自分の資金の可視性を求めている。」とし、xCurrentこそが「支払いにおけるゲームチェンジャー」であると主張した。

参考:Finextra