仮想通貨の新たな使い道としてローンの担保にすると言う話題が出てきた。仮想通貨ローンを提供するNexoが先週、少額ローンの担保としてXRPを受け入れると発表した。

Nexoによれば今回、採用した理由として人気投票の結果だと説明しており、ユーザーからXRPを使って欲しいという要望が多かったと説明している。

日本においては不動産や車両など物件の権利を担保にお金を借り入れることができるのが一般的だが、将来仮想通貨取引所や金融機関において個人向けローンに仮想通貨を担保にするというシステムが組み込まれていく可能性もある。

Nexoは少額ローンからはじめ、今後仮想通貨が安定して取引できるようであれば、大口のローンの実施もしてくることも考えられる。

今回、XRP投資家にとってはXRPを売る代わりにNexoで少額ローンを借りると言う選択肢を持つ事になるために、投資家にとっては使いやすさにさらに一段階上がったことにもなる。

NexoはXRPに対しユーティリティーとして力強い特徴を持っている事も決断した要因と一つとしても見ている。実際、NexoがXRPを担保にどれくらいローンを提供していくかについて40%の総資産有利子負債比率(LTV)を採用している。例を上げれば、4,000ドル借りたい場合に1万ドル相当のXRPを預ける仕組みだ。

また来月、Nexoはライトコイン(LTC)やビットコインキャッシュ(BCH)を追加する予定だという。

まだ日本での実現は遠いと思われるが、金融庁のルールや規制が整い次第、今回のNexoのようなサービスが日本においても提供されていく事も予想される。

参考:Nexo