米名門大学のハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、ダートマス大学、ノースカロライナ大学らが、それぞれ基金を通じて仮想通貨ファンドに出資していることが分かった。10日、The Infomationによって伝えられている。

先週にはイエール大学が約4億ドルもの資金を集めた仮想通貨に特化した投資ファンドに出資した事も話題となった。

これら仮想通貨ファンドに投資したと言われている6大学は、この資産クラスに対するエクスポージャーはほとんどないという。また、このように名門大学がこぞって出資したという事実は、仮想通貨ファンドをより身近なものへと押し上げるのに一役買うだろう。

今回の件に関し、The InfomationのジャーナリストであるJon Victor氏は以下のように述べた。

「仮想通貨ファンドに直接投資する動きは、過去10年間で機関が私的なハイテク企業への投資意欲が増したのと同じように、資産クラスに対する投資家の感情の大きな変化を示しています。このような厳格な組織からの支援は、多くの機関投資家にとって依然として危険すぎるとされている仮想通貨を検証するのに役立ちます。」

世界的にブロックチェーンや仮想通貨は批判を受けている側面もあるが、名門大学が相次いで仮想通貨ファンドに出資していることで、他の機関も注目し追随してくるだろう。今後さらなる発展に期待したい。

参考:The Information