仮想通貨取引所であるGMOコインを運営しているGMOインターネットは9日、日本円と連動したステーブルコイン「GMO Japanese Yen(GJY)」をアジア地域で2019年に発行することを発表した。

今回、GMOインターネットが発行をするGJYは、日本円に担保された円ペッグ式の仮想通貨で、カレンシーボード制を採用するという。例えば米ドルにペッグされてた通貨といえばテザー(USDT)が代表的だ。

最近、中国で日本円建てのステーブルコインの発行が検討されるといった動きが注目されている。こういった中、GMOという企業ブランドの付加価値がつくのであれば、人々は興味を示し積極的に使っていくことだろう。今回はアジアでの発行を先行する形となったが、将来的には日本での取り扱いにも期待したい。。

今後、現行他社で使われているポイントが仮想通貨になる可能性もあり、例えばLINE、楽天、SBIなど大手が仮想通貨のプラットフォーム上で競争をしていくことも考えられる。各々の企業が独自の仮想通貨に魅力のあるものかを今後示す必要があると言えるだろう。

取引所からマイニング事業、そして仮想通貨の発行と、この分野で事業展開を広げるGMOの動向には引き続き注目していきたい。

参考:GMOインターネット