UAE(アラブ首長国連邦)を拠点に置くADABソリューションズ社は21日、世界初となるイスラム法準拠の仮想通貨取引プラットフォーム、FICEの立ち上げを発表した。

世界に18億人いるムスリムへのサービス提供を目指すとして仮想通貨メディアのAMB Cryptoが23日に伝えている。

レポートによれば、シャリーアに準拠した仮想通貨取引所は世界初でFICEは、イスラム金融の原則に基づきトランザクションが実行されるように配慮し、イスラム教徒が仮想通貨取引に参加できるよう投資プラットフォームを提供する。

ADABソリューションズによれば、現在の仮想通貨マーケットは3つ問題あると指摘。

「ムスリムの市場参加が極端に少ないこと」、「ムスリムコミュニティでは、クリプト・エコノミクスのキーツールに対する信頼が低いこと」、「新興市場とその投資家が非効率なこと」の3つである。

昨年ロイターが発行したイスラム金融開発レポートによれば、クリプト・エコノミクスはイスラム金融における重点分野であり、現在の市場への投資がイスラム金融法に合致しているか否か、コミュニティは十分認識しておらず、この曖昧さがムスリム投資家を仮想通貨市場から遠ざけていると言っている。

ADABソリューションズは、何がシャリーアに準拠するか否かをムスリムコミュニティに理解させていく計画としており、国際的なシャリーア専門家から助言を受けて、ADABソリューションズの活動やサービス内容がシャリーアの原則に反しないよう注意していくとしている。

時価総額で第7位の仮想通貨であるステラ(XLM)を運営するステラ・デベロップメント・ファンデーションは7月17日に、ステラの技術とネットワークが、シャリア適合認証を取得したと発表し、イスラム金融世界におけるステラのエコシステム拡大を目指している。

低迷している仮想通貨市場の活性化にイスラム金融世界への普及が鍵となるだろう。

参考:AMB Crypto