米カリフォルニア州を拠点としているソフトウェア会社のIntuit(インテュイット)社が、テキストメッセージ経由にてビットコインでの支払いをする技術に関し、特許を取得していたことが7日に明らかとなった。

USPTO(米国特許商標庁)が発行した書類では、仮想アカウントシステムがどのように携帯電話を使ってユーザー間で資金を移動させるかを詳しく記述している。

中小企業が法定通貨の代わりにビットコインを処理するのに使うクイック・ブックス・ビットコイン・ペイメンツ・サービスをローンチしたすぐ後の2014年、同社は最初の特許を申請している。

同社によると、「この方法は送金者のモバイルからの決済サービスによる資金の受け取り、支払総額を含むテキストメッセージ、受取人の識別情報からなる。」という。

テキストメッセージの認証は、様々な方法によってなされる予定で、一つは処理をするために、ユーザーのアカウントに関連するパスワードを要求すること、もう一つはさらなる認証のためにボイスメールを利用することが考慮されており、これは応えなくても自動的に非接続されるという。

そのようなボイスコールは、機械から送られるランダムなメッセージなど、スパムの潜在脅威から、正当な決済テキストを見分けて、確認するのに役立つという。

インテュイット社は、ビットコインの決済プロセッサへのアクセス改善を探求しており、2014年には会計ソフトのクイック・ブックスをローンチし、支払いに特化したプラットフォームを開発し続けている。最近では、越境決済を可能にするために決済プロバイダーのVeemと提携も行っている。

テキストメッセージでの支払いは、既存のシステムのコストを大幅に削減することに期待が持てるため、今後他の業者も取り入れていくことも考えられる。

スパムの脅威からも正当な決済テキストを見分けることもでき、セキュリティ強化に繋がるため実用化が早急に必要とも言えるだろう。

参考:CoinDesk