米IT系メディアとして有名なTechCrunch(テッククランチ)の創業者であり、昨年11月にXRP建てのヘッジファンドArrington XRP Capitalを立ち上げたMichael Arrington氏は、16日から韓国で開催されたKorea Blockchain Weekのインタビューにて、ヘッジファンドではXRPよりもビットコイン(BTC)を多く保持していることを明かした。

さらにArrington氏は、2018年中にビットコインの価格は2万5千ドル(約277万円)に達すると予測した。昨年11月に発表した約1億ドル規模のこのヘッジファンドは、仮想通貨やイニシャル・コイン・オファリング(ICO)はもちろん、場合によってはブロックチェーンの新興企業への投資も含まれるとされている。

ビットコインの方が多く保有しているとは言え、XRP建てのヘッジファンドであることから、Arrington氏のXRPへの信頼は厚いことが伺える。Arrington氏は、国境を越えて迅速に資金を移動させることができるXRPのユニークな能力を指摘した。

「XRPは非常に素晴らしいお金の移動方法である。我々はヘッジファンドをXRP建てで発表したが、これはほぼコストゼロで国境を越えた資金の送金が行えるからだ。」

さらに、仮想通貨には多くの種族組織のようなものがあり、XRPにも多くの批評があると述べた。XRPを嫌う者の多くは「集中管理されている」、または「企業経営である」と考えているとArrington氏は説明した。しかし、それらは事実ではなく、分散化された通貨が効率を上げるというなら、XRPほど素晴らしいものは他にないと述べた。

「ヘッジファンドの観点からも、XRP建てにしたことは素晴らしいことであると感じている。」

XRPはヘッジファンドの価格を変動させるのではないか?という問いに対しArrington氏は、多様化している基盤資産がファンドのカギとなると説明した。現在XRPはファンドのわずか3~4%(数百万ドル相当)程度であり、ビットコインがファンド最大のシェアを誇っており、他にもイーサリアムなど多くの仮想通貨を保有していると述べた。

この新しいファンドを使って、残りのキャリアを仮想通貨に費やすと宣言したArrington氏。影響力のある人物なだけに、今後も同氏の言動には注目していきたい。

参考:CCN