軟調な相場動向を見せる仮想通貨市場。そろそろ大底ではないかという予測も散見されるが、まだまだ下落は続くかもしれない。

Bitmexの共同設立者兼CEOであるArthur Hayes氏は、CNBCの番組「ファストマネー(Fast Money)」の中で、「私は実際に最悪な状況を見ているとは思わない。」と述べた。

Hayes氏はCNBCに対し、ビットコイン(BTC)は「8,000、9,000、そしておそらくは10,000ドルまで時間がかかるかもしれない。」と見解を示した。

また、「底を打つかどうかを実際に調べるために5,000ドルを試すことを望んでいる。」と付け加えた。

ビットコインのラリーは、先月6,000ドルを下回った。数日後に回復したが、昨年12月にはビットコインの過去最高値である約20,000ドルを大幅に下回っている。

それでも、Hayes氏はこの年末までに50,000ドルまで上昇するという、以前のビットコインの予測を頑なに信じている。

市場参加者は、デジタル通貨特有のより大きなボラティリティを期待すべきだと述べた。その理由は「夏の間、投資家は少し冷静な時間(休暇)を取っているから。」だとしている。

また、この夏以降については「第3四半期、第4四半期に戻ってきて、パーティーが再び始まると思う。」と述べた。

BTCは昨年の7月に2,500ドルほどだったが、現在7,500ドル前後を推移している。昨年末のような熱狂が再び訪れれば、Hayes氏の言う通り50,000ドルまでの上昇も見られるかもしれない。今後の相場動向から目が離せない。

参考:CNBC