アメリカのサンフランシスコを拠点とする大手仮想通貨取引所のCoinbase(コインベース)は9日、ツイッター社やフェイスブック社のコミュニケーション部門で実務経験を積んだレイチェル・ホロヴィッツ氏を同社に迎えたことを発表しました。

ホロヴィッツ氏は、コインベースの投資会社であるスパークキャピタルに参加し、同社のマーケティングとコミュニケーション部門を指揮し、ポートフォリオファウンダーたちのアドバイザーも努めました。

スパークキャピタルに参加する前は、ホロヴィッツ氏はフェイスブック社で通信技術の部長を努めており、さらにツイッター社でもコミュニケーションチームを拡大させ、会社の発展に大きく貢献してきました。ツイッター社には初期の頃からおり、同社が株式上場した際も関わっておりました。

コインベースに加わることについては、以下のように述べました。

「会社に加わった時、ツイッター社に惹かれた時のものを持っていました。刺激的な会社で、とても重要な時期にあると感じました。個人的にもすごく面白いことでしたが、コミュニケーションの観点からも非常に興味深いものでした。」

アメリカの報道サイト「Recode」によると、最近の仮想通貨の強気市場は、コインベースの注目を引いていると言います。需要の拡大に伴い、企業を効果的に拡大するために企業をリードしてくれる新しい人材を積極的に採用しているとのことです。

ホロヴィッツ氏に加え、その他にもディールメーカーとして知られる前リンクドイン幹部のエミリー・チョイ氏や、ニューヨーク証券取引所の財務責任者のエリック・スクロ氏、ツイッター社の元重役のティナ・バトネイガー氏らを雇いました。

そして先週、コインベースは、新たに新会社のベンチャーファンドを開始すると発表。コインベースは「積極的かつ有意義な方法で前進させることができるチームやアイデアを持つ有望な初期段階の企業に資金を提供する」と述べました。

参考:The Coinbase Blog , Recode